作家:毛塚作二郎 毛塚氏により、丹波焼きの技法を用い益子の地で焼かれる金色に輝く窯変陶器。
この焼き物は、丹波で修行し益子で活躍していた伊勢氏との出会いから始まりました。
伊勢氏の弟子となったことから、真壁の土と、丹波焼きの技法との出会いとなったのです。
真壁土は、沢山の鉱物を含み、特に鉄分の多さは他に類を見ないほど。
それ故、通常焼き物には向かないとされ、 原土をそのまま陶器としてしようした人が過去にほとんど居なかったのです。
しかし、毛塚氏により、丹波の強還元焼成技法に出会った真壁土は、突然新しい生命を授かったように、 今までにない唯一無二の窯変陶器として生まれ出て来たのです。
それまでには、8年と長い時間を掛け試し焼を繰り返して来ました。
土の中の鉄分が焼け焦げてしまう程の高温で焼き上げることが、真壁土の神髄、金色、朱色、黒色、 と灰色の窯変陶器が生み出された要因だったのです。
この真壁土の窯変陶器は、超高温で焼き上げるため、一度の火入れで、通常の焼き物の3分の1程度しか焼くことが出来ません。
焼き物を減らし、より多く燃料を使うことにより、はじめて1300度以上の超高温に到達するのです。
また、安定した窯変は、今でも大変難しいと毛塚氏は、言います。
釜出しし、はじめて成否が分かり、時に驚くほどの美しい金色を放つ窯変をするもの、時に全く金色に輝かないもの。
釉薬などで、色づけするのではなく、薄く水で溶かされた志野(長石)のみで、誰も予測できない土そのものの窯変が、真壁土の最大の魅力である。
美濃焼に代表される金志野では、鬼板を塗ることにより、強い金色の輝きを引き出すのに対し、毛塚氏の陶器は、真壁土に含まれた鉄分を引き出すことにより、窯変する輝きなのです。
高熱で焼かれることにより、土が焼き締り、器の強度が高まり、欠けや割れも少ないのが特徴です。
すべて一点もの。
同じものは、二つとない唯一無二の窯変陶器です。
酒器 ぐい呑み 商品説明 2019年に窯だしされたぐい呑み(酒器) 真壁土の神髄、金色、朱色、黒色、と灰色の窯変しており、特に金色が強いぐい呑みです。
器の内側も、高温で焼かれており、志野(長石)が溶け、真壁土の鉄分と綺麗に窯変してた一級品です。
濃度の薄い長石釉に器を浸し、その後、水かけすることで、引き出した新しい景色。
長石釉らしい白と、光り輝く金色が、器に物語を広げます。
使用する中で、朱色は赤みを増し、陶器全体がしっとり、より濃淡がはっきりし、美しい器へと育て行きます。
日々、表情を変える唯一無二の器。
それが、作家、毛塚氏の作りだす器の魅了なのです。
仕様について ・作家名:毛塚 作二郎 ・焼き物名:真壁焼 窯変陶器 ・器:酒器/ぐい呑み ・本体サイズ:直径約64×高さ約59mm ・備考:2021年3月時の情報です。
作家様本人より、購入しておりますので、真贋は間違いございません。
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© わざわざ丹波 日本酒を声高に否定するオタクって何なの?